令和8年 北海道商工会議所連合会 年頭所感

令和8年 北海道商工会議所連合会 年頭所感

 令和8年の新春を迎え、謹んでお慶び申し上げます。

 昨年12月、北海道商工会議所連合会第11代会頭に就任いたしました。
地域の皆様から寄せられる期待の大きさも改めて感じ、一層身の引き締まる思いであります。併せて、商工会議所が地域に果たすべき役割の大きさを認識し、その使命である「地域経済の活性化」と「中小企業の活力強化」に、全力で取り組む決意を新たにしたところであります。

  さて、北海道を取り巻く環境は、人口減少、人手不足、産業構造の変化に加え、脱炭素化・デジタル化の進展など、大きな変革期を迎えております。

 私たちは、これらの変化を「地域の未来を創るチャンス」と捉え、本連合会第34期の活動方針として、「Leading the Challenge ~地域と共に未来を創る~」をテーマに掲げました。
 「Leading the Challenge」には、「先頭に立ち課題解決に導く」「困難に立ち向かう」という意味が込められており、その言葉通り、北海道経済の発展と地域の未来のために全力を尽くして参ります。

 第34期では、次の3本の柱を掲げ、全道42商工会議所の皆様と共に、事業を展開して参ります。

 1「持続可能性向上による地域課題の克服」

 全国よりも10年早く人口減少が進み加速していく中、地域の経済活動・生活インフラの持続可能性を高めることが喫緊の課題であります。
 IT化・デジタル化、AI活用等による省力化・生産性向上を図るとともに、移住促進や交流人口の拡大、移出・輸出の強化など、地域事業者が事業を継続できる環境整備に取り組み、人口減少・人手不足の両面から対策を進めて参ります。
 さらに、広大な北海道の地域特性を踏まえ、道路・鉄道・新幹線・地域航空・港湾などの交通体制に加え、物流、防災・減災を含めた広域的なインフラをハード・ソフト両面で総合的に再構築し、広域分散構造を生かし、魅力に変えていくよう注力して参りたいと考えております。
 地域の暮らしと産業を守り、未来へとつなぐ基盤づくりに、商工会議所として積極的に取り組んで参ります。


2「成長戦略実現による稼ぐ力の向上」

 北海道経済を力強く支えるためには、「稼ぐ力」の強化が不可欠であります。
 第1に、脱炭素化の流れを追い風とする再生可能エネルギー、次世代半導体、データセンター、航空宇宙など、成長産業の育成・地元企業の参画を促進して参ります。
 第2に、北海道の強みである「食」と「観光」を軸とした競争力の強化であります。食の高付加価値化、海外需要の開拓、観光の通年化・広域化などを通じ、地域産業の更なる成長を力強く後押しして参ります。
 今年6月には「全国商工会議所 観光振興大会」を北海道で開催いたします。全国から約2,000名の商工会議所関係者をお迎えし、この広い北海道を思い思いに楽しんでいただけるよう、過去20回の大会でも初となる旭川、釧路、登別、札幌の4都市での分散開催に挑戦し、その魅力を広く情報発信していきたいと考えております。


3「商工会議所の連携推進と経営支援体制の強化」

 42商工会議所と共に「政策提言」や「広域プロジェクトの推進」を一層強化し、行政や関係機関とも連携を深めて参ります。
 併せて、物価高騰対策、人材育成、事業承継、デジタル化支援、資金相談、補助金活用など、商工会議所が提供する支援は多岐にわたり高度化しております。
 これらの質を高め、中小企業の伴走支援をより強固なものとすべく、経営指導員をはじめとした商工会議所職員の確保、経営支援体制の維持・拡充を図り、「商工会議所のプレゼンス向上」も図って参りたいと考えております。

 以上、新年にあたり所感の一端を申し述べました。
 地域総合経済団体である商工会議所は、地域を守り、企業を育て、雇用を支えながら、北海道創生に着実に歩みを進めて参ります。

 皆様のより一層のご支援とご協力を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
 結びに、本年が皆様にとって実り多い素晴らしい一年となりますよう、心からお祈り申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

北海道商工会議所連合会所
会頭 安田 光春


◆当所 栗林定正会頭ならびに日本商工会議所 小林健会頭の年頭所感は、「釧路商工会議所報」の1月15日号にて掲載しております。
コチラ

 

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2026年1月14日 | カテゴリー : お知らせ | 投稿者 : admin